記者資料提供(2022年11月28日)
経済観光局経済政策課
1.趣旨
神戸市は、地域産業の活性化を目的に、規模・業種を問わず大企業を含めた市内企業(以下、ホスト企業)に革新的な新規事業開発や課題解決へのチャレンジを働きかけ、そのチャレンジに必要な資源・技術・ノウハウなどを持った企業(以下、パートナー企業)を市内外から呼び込み、マッチングすることで、既存の産業構造を越えた新たなビジネス展開を生み出す、オープンイノベーション・マッチングプログラム『KOBE OPEN INNOVATION「Flag」』を今年度より実施しています。
ホスト企業10社が掲げるテーマに対して、パートナー企業を公募したところ、218件の応募があり、そのうち「伴走支援・実証実験コース」の4社がプロジェクトを採択しました。他のホスト企業6社についても、引き続きパートナー企業との協議を進めています。
2.採択プロジェクト
(1)神戸電鉄株式会社
【募集テーマ】沿線の魅力をアップデート、地域の資源を活かした「楽しさ・つながり・心地よさ」を生み出すサービスの創出
採択企業:株式会社パイロット(東京都千代田区)
採択プロジェクト:「神戸電鉄×オフィスカーで感動的なリモートワーク体験を」
(2)株式会社デンソーテン
【募集テーマ】神戸エリアの新たな魅力を伝え 多くの人が”移動”したくなる仕掛けを創出
採択企業:Retty株式会社(東京都港区)
採択プロジェクト:「Food Data Platform によるMaaS活用 移動×食=リコメンド」
(3)株式会社神戸製鋼所 ラグビーセンター(コベルコ神戸スティーラーズ)
【募集テーマ】新リーグで改革。地域・社会と共に新たな価値創出を目指す
採択企業:エンゲート株式会社(東京都中央区)
採択プロジェクト:「スポーツへの熱量を地域愛へ繋げるプラットフォーム」
(4)エム・シーシー食品株式会社
【募集テーマ】こだわりのライフスタイル提案に向けた新たなサービスの創出
採択企業:合同会社liveR(愛媛県四国中央市)
採択プロジェクト:「COFFEE x KOBE = おいしい!楽しい!COBE」
3.今後のスケジュール(令和4年度)
11月~2月頃 | 事務局によるサポートのもと、各社、社会実装を目指したインキュベーション・実証実験等を進め、共創での新たなビジネス創出を目指します。 |
12月13日 | ビジネスプラン共有会 |
3月17日 | 成果発表会(DEMODAY) |
(参考)採択までのプロセス
令和4年9月8日~10月13日の間、ホスト企業が掲示した「新たな事業開発や課題解決に向けたテーマ」をともにチャレンジしたい共創パートナーを募集。
応募があった218件のうち、一次審査(書類審査)通過者が、11月8日に開催した「Matching Day(ホスト企業とのオンラインによる面談・ディスカッション)」に参加し、その内容をもとにホスト企業・事務局が厳正に審査しました。