オーエス株式会社との里山保全に関する協定締結について (多井畑西地区)

記者資料提供(2023年3月9日)
都市局用地活用推進課

神戸市では、市街地近郊にありながら、豊かな自然が多く残っている「多井畑西地区」において里山や農地などを保全するため、みどり豊かな都市環境の形成を図る取り組みを進めています。

一方、神戸三宮を創業の地とするオーエス株式会社(本社:大阪市北区)は、市内で映画館「OSシネマズ」の経営等、事業を展開しています。また、映画館だけでなく昨秋にはサンキタ広場前に、大型ビジョン「オーエスビジョン」を新設・活用し、地域の情報発信等にも注力しています。

今般、同社は神戸市の抱える地域課題の解決や地域活性化に向けて取り組むべく、市内の企業を中心に各企業が有する知見や強みを活かし、連携・協力しながら地域課題の解決に取り組む任意のコンソーシアムを組成し、意見交換を行ってきました。

その中で、有機野菜の栽培を通じた地域還元方策を検討し、その実証実験のフィールドとして、多井畑西地区を活用したいとの申し出が同社からありました。

本市としても、里山の保全・活用に寄与すると考え、また、放置竹林等の地区の課題解決についても相互に連携・協力することに合意しましたので、このたび協定を締結することになりました。

<多井畑西地区における里山の保全・活用のホームページ>

https://www.city.kobe.lg.jp/a31937/shise/about/construction/soshiki/1600/1600/tainohata.html

1.協定の締結 

名称 神戸市とオーエス株式会社との多井畑西地区における里山の保全・活用に関する協定書

締結日 令和5年3月9日コンソーシアムの連携企業一覧

企業名役割分担
オーエス株式会社発起人
株式会社クリーク・アンド・リバー社企画立案・取組支援
タベモノガタリ株式会社農業指導

2.協定項目

(1)放置竹林対策に関すること

  • コンソーシアム構成企業の社員自らが、里山における課題を学び、竹林伐採などの活動を通じて、意見交換しながら、課題解決を図る。

(2)交流広場の整備に関すること

  • 交流広場内で計画している畑のエリアを、有機野菜栽培の実証実験の場所とする。
  • 交流広場の整備については、栽培で使用する農業機械(小型重機)を活用して、交流広場の整備も進める。

(3)魅力発信に関すること

  • 放置竹林対策や交流広場で耕作する畑などに関連したイベントを実施し、当地区の魅力をアピールする。

3.添付資料