記者資料提供(2023年10月2日)
経済観光局観光企画課
六甲山系や丹生山系、そのほか多様で個性的な魅力ある山に囲まれた、神戸。2023年度より、この神戸の財産ともいえる山々で「登山」を楽しんでいただく環境を向上し、市民・来街者の増加を目指す取り組みとして、「神戸登山プロジェクト」を展開しています。
今回はそのうち、株式会社ヤマップ(本社:福岡市、代表取締役CEO:春山慶彦、以下ヤマップ)が提供する登山地図GPSアプリ「YAMAP」を活用した、登山道整備のためのキャンペーンを、10月3日より開始いたしますので、お知らせします。
1.キャンペーン実施の趣旨
神戸は近代登山発祥の地と言われており、「毎日登山」「六甲全山縦走」など、その登山文化は今もなお親しまれ、多くの方が山歩きを楽しんでいます。
一方で、安全性や景観などの面で、登山を充分に楽しむ環境が整っていない現状があります。行政やボランティアの力だけでは、70を超える登山ルートを持つ広大な六甲山系・丹生山系のすべての道の状況が把握しきれていない状況です。
そこで、日ごろ六甲山で登山を楽しまれているみなさまの力を借り、登山道の中で「整備が必要な危険な場所」や「道が分かりにくく、迷いそうな場所」などの情報をいただき、今後の登山道を整備すべき箇所を選定する材料にさせていただくためのキャンペーンを行います。
みなさまのご参加をお待ちしております。
2.キャンペーン概要
登山者にヤマップが提供する登山地図GPSアプリ「YAMAP※1」をダウンロードしてもらい、六甲山系・丹生山系の登山道の中で整備が必要と思われる場所を写真で撮影し、アプリ内フィールドメモで投稿していただきます。
・道が分かりにくく、地図があっても迷いそう
・案内板や道標が老朽化して文字が読めない
・道が崩れてしまって通行できない
・木が倒れていて通れない
・階段が崩れている
といった「ここはぜひ整備してほしい!」という場所を、フィールドメモを使い写真とともに投稿ください。
神戸市は皆さまの投稿を参考に、今後の整備箇所を決定していきます。
キャンペーンにご参加いただいた方の中から、神戸を堪能できる商品や神戸市のオリジナルグッズを抽選でプレゼントします。(結果通知:2024年1月頃)
【賞品一覧】神戸牛ステーキ、神戸観光スマートパスポート、洋菓子、神戸ワイン、神戸登山プロジェクトオリジナルピンバッジ
また、本日、神戸市とヤマップで神戸登山プロジェクトの推進に向けた事業連携協定を締結(※2)したことを記念して、YAMAPアプリ内で、キャンペーン期間中限定のオリジナルデジタルバッジが取得できます。神戸の山に登ってキャンペーンに参加し、あわせて、デジタルバッジも取得して下さい。
※1 登山地図GPSアプリ「YAMAP」とは、電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリ。山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流したりすることもできる、日本最大の登山・アウトドアプラットフォームです(2021年8月登山アプリ利用者数調査[App Ape調べ])。2023年8月時点、ダウンロード数は390万件。
※2 「神戸市×株式会社ヤマップ 神戸登山プロジェクトの推進に向けた事業連携協定の締結」について こちら
3.キャンペーン期間
2023年10月3日(火曜)から 2024年1月8日(月曜)
4.キャンペーン対象エリア
応募対象となるYAMAPアプリ上の地図は、以下2つ(神戸市内)に限ります。
・六甲山・長峰山・摩耶山:https://yamap.com/maps/156
・丹生山・帝釈山・シビレ山:https://yamap.com/maps/3150
5.キャンペーン応募方法
キャンペーンの詳細やプレゼント内容、応募方法などは下記URLまたはYAMAPアプリ上の「ホーム」→「キャンペーン」→「六甲山登山道整備キャンペーン」をご覧ください。
https://yamap.com/campaigns/2421
6.注意事項
- 本キャンペーンは、危険なルートや危険箇所の登山を促すものではありません。ご自身の体力や登山レベルに適したルートをお選びいただいた上で、安全を第一に、楽しみながらご参加ください。
- 投稿いただいた情報はヤマップにおいて、整理、解析の上、神戸市に提供されます。神戸市では、優先度の高い順番に登山道の改修を進めており、その対象コースを選ぶ際の参考にします。また、危険性の高いものは順次個別に対応しますが、危険性や登山道の利用状況によって、対応できない場合もありますので、ご了承ください。
(参考)神戸登山プロジェクトの主な取り組み
- 安心安全な山歩きのために
美しい山々が連なり、毎日登山や市民登山の文化が根付く神戸の山。一方で、台風などで崩れた道がそのままになっている場所や十分に管理が届いていない道もあるのが現状です。
山歩きを楽しむ方の受け入れ強化に向けて、登山道の整備・メンテナンスや、統一したデザインを意識した標識の設置等を進めます。
あわせて、民間ノウハウやIT技術も活用し、タイムリーで安全安心な登山環境の整備を進めます。
- 自然景観を守るために
自然空間に浸り楽しんでもらうために、登山道沿いの景観の整備を進めます。
景観を阻害し、倒壊の恐れもある老朽家屋の撤去に取り組みます。
- 自然をもっと楽しむために
登山客が立ち寄り情報収集できる案内所機能を持つ拠点を設置し、山歩きの楽しみ方をサポートします。
また、神戸の山のふもとには、広く市街地が広がります。登山の楽しみのひとつは、ふもとのまちを楽しむことでもあります。「登山」を通じて、何度も神戸に来たいと思うような、まちと山と登山客の関係をめざし、まち全体でのおもてなしの心を育みます。
登山のほかにも、湖面アクティビティといった、神戸の山を舞台とする自然体験型の「多様な親しみ方」を推進します。これにより、神戸の山の多面的な魅力を構築し、神戸の山全体の活性につなげます。
詳しくは神戸登山プロジェクトページへ
https://www.city.kobe.lg.jp/a64051/shise/kekaku/kezaikankokyoku/rokkomaya/tozanproject.html