日本初の土砂災害VRで 市民の防災意識を高める/理経

Urban Innovation KOBEの実施内容

「危険性を安全に」体験できる研修メニューの導入。

2018年の夏、西日本は「西日本豪雨」や台風12号、21号と度重なる災害により、近畿地方から中国地方を含む、幅広い地域で被害が発生しました。

神戸市でも土石流災害により灘区篠原台などで重大な被害に見舞われました(右図上参照)。しかしながら被災後に神戸新聞が実施したアンケートによると、避難率は約5%に留まっており、市民の防災意識に大きな向上の余地があることも明らかとなりました。

そこで、 避難体験VRなどの防災・災害対策の知見をもつ 「株式会社理経」と協働し、全国初となる土砂災害VRを開発(右図下参照)。VR技術を取り入れた高い没入感や臨場感がある体験型の防災研修を実施し、 参加した 市民の防災意識が5割向上しました。