記者資料提供(2023年3月15日)
経済観光局農水産課
神戸市では、海と山に囲まれた立地から豊かな農水産物が生産されています。
今年度は、学生とクリエイターがチームを結成し、生産や加工の現場に出向くことで、神戸の食や農漁業の魅力を様々な角度から発見し発信する「KOBE“にさんがろく”PROJECT ノーギョ・ギョギョ・ギョギョーラボラトリーズ」を実施してきました。
このたび、学生チームがパッケージ等をデザインし、市内唯一の醤油蔵である池本醤油合名会社(以下、池本醤油)が商品開発した、しらす丼用の醤油を3月26日に発売します。
1 商品について
名称:「神戸唯一の醤油蔵が造る しらずしらすにかけちゃうお醤油」
特徴:米酢の酸味とともにマイルドな口あたりが特徴で、しらすの風味をより豊かに引き立てます。ご自宅でもお手軽に本格的なしらす丼をご堪能いただけます。
価格:340円(税込)
内容量:100ml
買える場所:池本醤油 直売店・オンラインショップ、ナナ・ファーム須磨、ホームセンターアグロ神戸駒ヶ林店、道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢、プロフーズ神戸本店など随時拡大(予定)
なお、3月26日に長田区駒ヶ林で開催されるフィッシャーマンズマーケット「海と、魚と、」の会場において、この醤油を使ったしらす丼をお楽しみいただける予定です。
※報道関係者の方は当日10時30分より、魚のセリが毎日行われる駒ヶ林にて漁船や港を見ながら、実際に多くの家族が今回の醤油を使ったしらす丼を食べている様子を取材いただけます。取材される場合は3月24日12時までに取材申込書にてお申込みください。
取材申込書(WORD:74KB)
2 商品化への道のり
(1)ノーギョ・ギョギョ・ギョギョーラボラトリーズ
学生チームは、神戸のしらすをより多くの人に知ってもらうため、クリエイター監修のもと、しらす漁師チーム「KOBE PAIR TRAWLINGS」への取材等を通じて、神戸の海の環境やしらすの栄養価などの幅広いリサーチを行ってきました。
【学生チーム:LAB(ラボ)3】
参加学生:内堀希海(神戸電子専門学校)、狭川祐実(創造社デザイン専門学校)、沙魚川佳琳(神戸電子専門学校)、福傳公隆(関西学院大学)、山下美沙(神戸大学)
クリエイター:藤原幸司(4S DESIGN/グラフィックデザイナー)
チーム活動の詳細
(2)池本醤油
市内唯一の醤油蔵である池本醤油では、市の「神戸テロワール旅へのコンテンツ開発」事業において、神戸のしらすを活用するための商品として、しらす丼に合うオリジナル醤油の開発に取り組んでいました。
(3)コラボレーション
当事業を統括する一般社団法人DORのコーディネートにより、学生チームがリサーチのため池本醤油を訪問し、対話が生まれたことがきっかけで、両者のアイデアをコラボレーションした商品開発につながりました。
学生チームは、商品名やラベル、パンフレットを企画することとなり、手元に置きたくなるような商品を目指しました。
ラベルは商品名と合わせて111ものパターンを考案するなど、池本醤油・学生・クリエイターが検討を重ねた結果、群れで泳ぐ勢いのあるしらすをイメージしてその新鮮さを表現するとともに、海の青色と大豆の黄色を取り入れた、こだわりのデザインが誕生しました。
参考1 池本醤油合名会社
西区櫨谷町にある130年以上前から営業を続けている市内唯一の醤油蔵。その味は地元の味として地域の方に親しまれてきました。濃口醤油からアイスにかける醤油まで好みや用途に合わせて、幅広い商品をそろえています。
お問い合わせ
電話番号:078-991-0001
Eメール:info@kikumurasaki.co.jp
HP
参考2 「KOBE PAIR TRAWLINGS」について
神戸沖は六甲山のミネラル豊富な水と明石海峡の潮流により豊かな漁場とされており、神戸の漁師だけが朝4時からしらす漁を行うことができます。朝エサを食べる前のため透明度が高いのが特徴です(R3に「神戸夜明けのしらす」商標登録を取得)。
神戸の若手しらす漁師チーム「KOBE PAIR TRAWLINGS」は、ファーマーズマーケット・フィッシャーマンズマーケットへの出店や小学校で出前授業など、しらすのPR活動に積極的に取り組むことで、神戸産しらすのブランド化を目指しています。
参考3 「KOBE“にさんがろく”PROJECT」
学生と農漁業者等をつなぎ、神戸の農漁業の新たな「モノづくり」と「ネットワークづくり」の取り組み。現在は、様々な分野で活動する神戸のクリエイターと学生チームが協働したラボラトリー(研究室)が、農家や漁師などの生産者、料理人、食品メーカーなどと協働して商品開発や魅力発信に取り組む「ノーギョ・ギョギョ・ギョギョーラボラトリーズ」として活動しています。
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