楽天グループのサービスやノウハウを活かして 社会課題を解決する/楽天グループ

協定締結で、さらに幅広い分野での協力を進める。

楽天グループは2007年に神戸支社を開設し、Eコマースサービスを活用した神戸ブランドの発信や市内事業者の業務支援を行ってきました。

2015年より神戸市をホームタウンとする「ヴィッセル神戸」の運営に参画。選手による学校訪問授業や人権啓発活動など、スポーツを通じた地域振興にも力をいれてきました。

また、神戸らしい魅力ある商品を選定・販売する「神戸セレクション」にて、「楽天市場」を通じた展示・販売会などを実施。

また、「楽天ふるさと納税」による神戸市ふるさと納税のPRなど、神戸市との関係を深めてきました。

そうした背景から、今後も相互の連携をさらに強化することを検討することに。楽天グループのEC(電子商取引)ビジネスなどのテクノロジーやサービスを活用した新たな仕事の創出など、協力を進めることにお互いのメリットを見出し、協定の締結に至りました。

楽天グループの実績と経験を活かした協定へ。

楽天グループが持つ産学連携などの実績と経験を踏まえ、包括連携協定に組み込まれたのは6つの項目。

1つ目は、楽天市場を通じた「神戸の魅力の向上と発信」。2つ目は、インバウンドの推進。インバウンド観光需要の増加を見越し、先駆的な受け入れ体制を強化するというもの。3つ目は、楽天ふるさと納税による「ふるさと納税の推進」です。

そして、4つ目は「大学等と連携した人材育成支援」。神戸市の若者の未来を見据えながら、様々な取り組みを実施していきます。5つ目は、「ヴィッセル神戸」の運営を軸とした「スポーツを通じた地域貢献」。そして、最後に「神戸のまちの活性化」という内容です。

楽天グループの多岐にわたるサービスやテクノロジーを通じて、神戸市と共にまちづくりおよび地域社会のさらなる発展をめざしていきます。

公民連携事業の実施内容

楽天グループのテクノロジーやサービスと神戸市のネットワークを融合させ、
新たな仕事の創出や人材育成、幅広い分野での連携・協力を進めています。

EC人材の育成・ECビジネスを活用した新たな仕事の創出

神戸市内にて、ECセミナーや研修会を実施。インターネットショップ固有の成功へのノウハウなどを提供し、神戸市内のEC人材育成をめざしています。

また、神戸市内の新規EC事業者のWEBページ制作において、神戸市内のWEB制作事業者とのマッチングを行い、ページ制作をWEB制作事業者が代行。そうすることで、ページの質の向上とWEB制作事業者の仕事の創出に繋げています。

神戸市からは、上記の取組みに対して民間提案型事業促進制度を活用してサポート。その他、楽天サービスを活用した神戸の魅力発信として、楽天市場にて神戸らしい魅力ある商品を選定・販売しています。

「楽天ペイ」を活用したキャッシュレス決済の推進

ノエビアスタジアムで行われるヴィッセル神戸のホーム戦を完全キャッシュレス化で開催。その他にも、市内観光施設にてキャッシュレス実証実験を実施しています。

訪日外国人のさらなる神戸市への誘客に向けて、誰もが自由に体験を掲載することができる楽天グループの体験予約サイト「Voyagin」にて旅行商品造成や観光プロモーションを実施。

楽天技術研究所にてサマーインターンの実施

サマーインターンの様子

テクノロジーを活用したソリューション技術の開発等を目的に、楽天グループの楽天技術研究所と神戸市が連携して「楽天技術研究所サマーインターン」を開催しました。

INTERVIEW

楽天グループ株式会社 代表取締役会長兼社長 三木谷浩史氏

市民の皆様の利便性を高めるだけでなく、未来の神戸を担う人材育成に繋げていく。
本包括連携協定を機に、神戸市との連携をしっかりと深め、様々な協働を推し進めます。

楽天グループは、これまでも神戸市と、神戸支社を軸に長きにわたりお付き合いをさせていただいています。私個人も神戸市は出身地であり、愛着がある街です。ヴィッセル神戸の運営に関わりはじめてからも、まもなく17年が経ちます。

今回の包括連携協定は、私どもにとってあらためての「船出」 という気持ちでした。包括連携協定協定式があった2018年は、神戸開港 150 年を迎えた節目でもあります。

世界の海と繋がる港があり、緑豊かな山もある。国際都市としての開かれた美しい街の雰囲気は、今も昔も大変ユニークなものだと思います。

楽天グループには、現在、日本だけでなく世界中から優秀な人材が集っており、そのダイバーシティに富んだ環境こそが日々新たなイノベーションをもたらす原動力といえます。

そうした私どものテクノロジーやアイデアをもって、神戸市民のすべての皆様が、市民サービスなどの利便性を実感できるよう、そして、同時に未来の神戸を担う人材の育成に繋げていけるよう、神戸市と共に考えていきたいと思います。

また、インバウンドの波についても、たとえばヴィッセル神戸の選手を応援したいと、アジア圏をはじめとして、世界各国からのお客様もますます増えていくのではないかと見ております。

経済効果を最大限に高められるよう、楽天グループが提供する 70以上のサービスやデータやノウハウを活かし、受け入れ態勢の整備を支援いたします。

今回の締結を機に、ますます地域社会および経済の発展にしっかりと貢献していけるよう、神戸市との連携をしっかりと深め、様々な協働を推し進めてまいります。