神戸の「本」文化振興に取り組みます ~「本」を届ける 人とつながる~

記者資料提供(2024年7月11日)
文化スポーツ局文化交流課

「本」にまつわる外部人材の登用や、出版社・書店と行政の連携により、「本」と人の出会いの場を作ることで、「本」を読む人、「本」を買う人を増やし、神戸の「本」文化を振興していきます。

 1.神戸の「本」文化振興関連事業

(1)市内出版社紹介コーナーの設置
市内出版社が約2か月ごとに登場し会社紹介、本の展示、紹介文ポップ等でディスプレイを実施するとともに自社の本をPR
場 所:中央図書館
日 時:7月~(紹介第1弾 BL出版:7月3日(水)~9月27日(金))

(2)「絵本の旅 - グリム、世界の昔話、ゆかりの作家と神戸の出版文化」展
神戸市兵庫区のBL 出版(株)が刊行してきた数々の絵本から33作家の原画と資料計220点を展示期間中に、編集者トーク、ワークショップ、ストーリーテリング等のイベントを開催。こども本の森神戸、図書館でも関連絵本の展示、おはなし会を連携実施
場 所:小磯記念美術館
日 時:7月 13 日(土)~9月23日(月・祝)

【開会式典】
場 所:小磯記念美術館 1F ロビー
日 時:7月12 日(金)14 時00 分~14 時15 分
登壇者: 久元 喜造 神戸市長
    岡 泰正 神戸市立小磯記念美術館 館長
    西海 恵都子 神戸新聞社 取締役
    落合 直也 BL 出版株式会社 代表取締役社長
・開会式典終了後内覧会
・事前記者説明会は同日13時15分~

(3)神戸カルチャー市
神戸の本文化、サブカルチャーなど様々な文化を飲食とともに体験できる「蚤の市」のようなカルチャーイベントを開催。
・館内や敷地内で書籍の販売
・地元出版社による神戸の出版文化に関する講演会や出版物の紹介。
・普段立ち入ることのできない神戸文学館裏庭部分も特別開放
 場 所:神戸文学館
 日 時:10月13日(日)

(4)読書週間行事 トークセッション:「まちの本屋」のこれから
関西・神戸の7書店から経営者、店長等が登壇
コーディネーター:北田 博充 氏 梅田 蔦屋書店店長/書肆汽水域

➀鼎談「まちの本屋」のこれから
大垣書店(京都市)、正和堂書店(大阪市)、啓林堂書店(奈良県)

②鼎談「神戸のまちの本屋」のこれから
1003(中央区)、自由港書店(須磨区)、ジュンク堂書店三宮店(中央区)
場 所:中央図書館
日 時:11月10日(日)

2.外部アドバイザーの登用
北田博充(きただ ひろみつ) 氏 蔦屋書店梅田店店長/書肆汽水域(一人出版社)

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(1)経歴
神戸市出身。関西大学卒業後、出版取次会社に入社。2013年に本、雑貨、カフェの複合店を立ち上げる。2016年にひとり出版社「書肆汽水域」を立ち上げる。同年カルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱入社。2020年に、本・音楽・食が一体となった本屋フェス「二子玉川 本屋博」を企画・開催
 
<著書・共著書>
・2016年5月 著書『これからの本屋』(書肆汽水域)                   
・2016年11月 共著書『まだまだ知らない夢の本屋ガイド』(朝日出版社)
・2022年6月 共著書『本屋という仕事』(世界思想社)
・2024年2月 著書『本屋のミライとカタチ』(PHP研究所)

(2)アドバイザー採用により期待される効果
・出版・書店業界と行政とのつながり、業界の横のつながりを創出
・若年層など「これからの読者」の開拓、市民の読書活動が活発化

(3)北田氏コメント
子どもの頃は、今はなきサンパルのジュンク堂で本を買っていました。大学生になってからは、元町の海文堂書店でアルバイトを始め、私の本屋キャリアがスタートしました。私が生まれ育った神戸を「本と出会える街」にするために、微力ながら尽力いたします。