「J-Startup KANSAI」新たな選定企業を発表 ~ひょうご神戸エリアからは5社が選定!~

記者資料提供(2023年9月21日)
経済観光局新産業創造課

近畿経済産業局、神戸市をはじめ京阪神の自治体及び産業支援機関で構成されるJStartupKANSAI 事務局では、関西の有望なスタートアップを地域ぐるみで支援する事業「J-Startup KANSAI」の対象企業として新たに12 社を追加選定しました。
選定は、「地域で選び・応援する」との観点から、関西を代表する起業家、ベンチャーキャピタリスト、アクセラレーターなど、関西のスタートアップに精通する81名からの推薦を基に行い、ひょうご神戸エリアからは5社が選定されました。
今後、選定企業に対して、公的機関と民間企業が連携して集中支援を実施することで、選定企業の飛躍的な成長をサポートします。

1.J-Startup KANSAI の概要

J-Startup KANSAI は、経済産業省のJ-Startup プログラムの地域展開として、令和2 年9月に開始しました。関西から世界へはばたく有望なスタートアップを選定し、内閣府のスタートアップ・エコシステム拠点形成事業と連動しながら、公的機関と民間企業が連携して集中支援を実施しています。(今回の追加選定により、J-Startup KANSAI 選定企業は総数70社)
J-Startup KANSAI では、関西発の有望なスタートアップ企業群を明らかにし、地域ぐるみで起業家を応援・支援する仕組みを構築することで、地域が起業家を生み、育てる好循環(=「エコシステム」)の強化を目指しています。

2.J-Startup KANSAI 追加選定

この度、関西の有望なスタートアップ12 社をJ-Startup KANSAI 企業として追加選定しました(別紙1参照)。選定は、「地域で選び・応援する」との観点から、関西を代表する起業家、ベンチャーキャピタリスト、アクセラレーターなど、関西のスタートアップに精通する81 名からの推薦を基に行いました(別紙2参照)。推薦は、概ね創業10 年以内で関西に本社を有し、①社会的インパクト、②新規性・独創性、③優位性、④成長性、⑤国際性の5つの視点で優れた企業であることを基準としています。
なお、本社所在地府県別の選定企業数は、京都府3社、大阪府4社、兵庫県5社となります。
※選定企業に対しては選定式(令和6年2月頃)にて選定証を授与予定

3.ひょうご神戸エリアからの選定企業

(1)株式会社イムノロック

■本社 神戸市
■代表者 代表取締役 白川 利朗
■企業URL https://immunorock.com/
■企業紹介
株式会社イムノロックは、当社の創業者で神戸大学の教授でもある白川利朗が手掛けてきた研究成果を基に、2021 年に設立された革新的な経口ワクチンを開発するベンチャー企業です。現在、パイプラインとして世界初の経口のがん治療ワクチン(B440)と新型コロナウイルス予防ワクチン(BCOV332)の開発に取り組んでいます。経口がん治療ワクチンについてはAMED の支援も受け、現在、第1相治験を行っています。

(2)株式会社Godot

■本社 神戸市
■代表者 代表取締役 森山 健
■企業URL https://godot.inc/
■企業紹介
Godot(ゴドー)は、神戸とウィーンに研究拠点を置くディープテック・スタートアップです。行動科学の学術的知見とマルチモーダルAI を融合させることで、どんな特性を持った人も排除されることなく、あらゆる人が自己理解と行動変容を通じて、成長とウェルビーイング向上を実現できる世界をめざします。この領域で世界をけん引する存在となるべく、国際機関や海外組織との連携など、設立(2022 年)当初から積極的なグローバル展開を進めています。

(3)株式会社バッカス・バイオイノベーション

■本社 神戸市
■代表者 代表取締役社長 丹治 幹雄
■企業URLhttp://b2i.co.jp/
■企業紹介
2020 年3 月に、神戸大学発のスタートアップ企業として創業し、合成生物学を中心とした先端研究開発の成果である基盤要素技術やノウハウなどを包括的に技術移転して、事業を開始しました。多様な物質の生産が可能な微生物の開発や改良から、生産プロセスの開発までを、一貫して手掛けるビジネスモデル「統合型バイオファウンドリ®」をアジアで初めて構築し、循環型ものづくり社会の実現を目指しています。

(4)株式会社PITTAN

■本社 神戸市
■代表者 代表取締役CEO 辻本 和也
■企業URL https://pittan.life/
■企業紹介
PITTAN は、分析化学を日常生活のあらゆる場面で使えるようにすることで、「あるがままをみられるせかいのために」をミッションに、生きとし生けるものが「いつも”らしく”いきる」未来を作ることをビジョンとしています。そのために、東京大学大学院薬学系研究科 角田誠先生の世界トップレベルの分析技術をベースに、“理想の自分”の実現に不可欠なインナーケア活動サポート分析サービスを手掛けています。

(5)株式会社マプリィ

■本社 丹波市
■代表者 代表取締役 山口 圭司
■企業URL https://mapry.jp/
■企業紹介
マプリィは、森林などの膨大な測量データ等を誰でも簡単に活用できるアプリプラットフォームを提供しています。三次元情報などのあらゆる空間情報を手軽に取得し、シームレスに解析・活用することができ、誰もが容易に地理空間情報を活用できる社会を実現させることで、それぞれの特色を生かした地域づくりに貢献することを目指しています。

4. 選定企業へのサポート

選定企業に対しては以下の支援を実施していきます。

  • J-Startup KANSAI 特設サイトによる企業PR
  • J-Startup KANSAI サポーター(131 社)による優遇措置(別紙3参照)
  • 海外スタートアップ関連イベントへの出展支援(J-Startup パビリオンへの参加優遇)
  • 各種補助金等の支援施策における優遇
  • 事務局による選定企業への積極的な支援(大企業・自治体とのマッチング支援等) 等

5. J-Startup KANSAI 応募枠の公募

J-Startup KANSAI では、上記2.による推薦枠での選定のほか、応募枠での選定を行っており、本日、応募枠の公募を開始しました。応募枠では、投資実績が豊富なベンチャーキャピタリストの方等に応募者の将来性を評価していただき、関西から世界へとはばたくスタートアップを選定します。
(1)募集期間
 令和5年9月21 日(木曜)~10 月25 日(水曜)(最終日17 時締め切り)
 ※選定企業の公表は令和6年1月中旬を予定
 ※選定企業に対しては選定式(令和6年2月頃)にて選定証を授与予定
(2)募集期間
 以下の項目をすべて満たす企業が応募対象となります。

  1. 創造的事業に挑戦し、成長志向があるスタートアップであること
  2. 関西地域に本社登記されていること
    • ※関西地域:福井、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
  3. プロダクト(サービス含む)を市場に提供している概ねアーリーからミドルステージにあるスタートアップであること
    • ただし、大学発ベンチャー等のディープテック系のスタートアップの場合は、プロダクトを市場に提供する前(シード期)であっても応募の対象とする。
  4. 未上場であること
  5. 「J-Startup」「J-Startup KANSAI」に選定されていないこと

(3)応募方法
 J-Startup KANSAI 特設サイトをご覧ください。
 https://next-innovation.go.jp/j-startup-kansai/entry/

6. J-Startup KANSAI 事務局

近畿経済産業局、京都府、京都市、大阪府、大阪市、堺市、兵庫県、神戸市、INPIT 関西、JETRO 大阪本部、NEDO 関西支部
【過去の選定式の様子】

【ニュース動画】
https://www.youtube.com/watch?v=R260k6tpJZ

【J-Startup KANSAI 特設サイト】
https://next-innovation.go.jp/j-startup-kansai/

別紙1 追加選定企業一覧(PDF:379KB)
別紙2 推薦人一覧(PDF:284KB)
別紙3 J-Startup KANSAI サポーターリスト(PDF:144KB)